161話感想(ジャンプ29号)

少々遅れました。


魔人探偵脳噛ネウロ
第161話 強【よわい】


今週分を読んで一言
「めーンたまポーン♪(のーみっそボーン♪の旋律で)」
ヴァイジャヤ母の家系が血族なら、アヤも軽く血族だよなあ…。(笑)


ヴァイジャヤ…いやチー坊の過去。久しぶりに考えさせられる話でした。
確かに母親にとっては、残酷な労働のさせ方だったかもしれないけれど…、
とても大事なものを見失ってはいたにしろ、チー坊の父親から見れば、沢山の人間を救う為には仕方なかった事なのかもしれない。
母親も、それが本望だった可能性だってある。
チー坊の「力が欲しい」という願望に付け込んだ、シックスの悪意が手に取るように分かります。


この漫画ってあえて「日本」って単語を直に使ったことなかったような…。今回、普通に使っている事にびっくり。別にこだわりとかはなかったのか。


「よいこのあたらしいけつぞく」、不覚にも読んでみたいと思ってしまった(笑)。
単行本のおまけに期待。


相変わらずギャグをシリアスシーンにもってくる展開はうまいですね。
目隠ししていたからまだギャグ成分が残っている気がしますが、
もしこの漫画が青年誌だったら表現がモロになりそうで…ゾッとします。


チー坊が自ら命を絶ったのは、まだ「人間」としての感情があったからなんでしょうね。
彼から、今後の打開策について何らかのヒントが生まれそうです。


というか。
個人的な予想なんですが、初めから「新しい血族」なんて存在しないのでは…?
以前、ネウロはサイでさえ「人間」だと言いたらしめた。
特異な能力を持つ者達が多い世界観だし、最終的にシックスが「人間」であるというオチであってもおかしくはなさそう。
もちろんシックスが言っていた「新しい血族」はただの狂言だと仮定。
そうすれば、ネウロの求める「謎」も作りかねない。
…そんな展開になったら、拍子抜けってレベルじゃありませんが。
あくまで最悪な方向での予想。


「強いって…疲れるね」


心の弱い人間が急に強い力を手に入れても、その力には耐えられない。
全てにおいて言える事で、深いです。


最近DS版をやっているとつくづく思いますが、現在の「ネウロ」は本当に変わってしまいましたね。
作者いわく「絶対悪編」はわざと作風を変えているそうですが…、昔の方が面白かったと思います。
今後、読者の期待に添った展開になれば、あるいは…。